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【手足口病】0歳児でも感染の可能性大 [健康]

 手足口病が大きな流行となっていることは、ニュース等で大々的に報じられているのでご存知の方は多いだろう。筆者には9カ月になる男児がいるので、妻に手足口病に気を付けるよう言ったところ「手足口病は保育園に通っている園児が罹る病気でしょ」と返してきた。そんな誤解をしている方が、実は多いのではないかと思った次第である。
 厚生労働省ホームページの「手足口病に関するQ&A」では、「報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています」と書いてある。なるほど、これでは園児が罹るものと思ってしまうのも無理はない。そこで、国立感染症研究所のホームページを見ると「2歳以下が半数を占める」と書いてある。しかも、「男児に多い傾向が見られる」とも。さらに、全国の中でも流行が大きい石川県と埼玉県の感染症週報による年齢別患者数を見てみよう。石川県(8/10~8/16)では、患者数157名のうち0歳(0~5カ月)2名、0歳(6~11カ月)19名、1歳45名、2歳35名、3歳24名。埼玉県(期間同)では、患者数921名のうち0歳(~6カ月)9名、0歳(6~12カ月)94名、1歳278名、2歳173名、3歳110名だった。1~2歳が多く、次いで3歳以上の園児となるが、0歳でも全然安心できないのだ。しかも両県とも20歳以上の患者もおり、大人が感染して持ち帰ってしまうことも十分注意しないといけない。
 手足口病のピークは夏で、国立感染症研究所の感染週報では定点あたりの報告数は減少した。しかし、今回の流行は過去10年間で2番目に大きい流行で、例年の同時期と比べて患者報告数の多い状態は続いている。手足口病の特効薬はないので、予防するためにはしっかりとした手洗いが大切だ。

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タグ:手足口病
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