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【注意喚起】男性型脱毛症治療薬にも「使用上の注意」改訂指示 [薬]

 先日、酸化マグネシウムを配合した便秘薬について、高齢者が服用すると高マグネシウム血症の副作用が発生するおそれがあるとして「使用上の注意」改訂指示が出されたと紹介したが、男性型脱毛症治療薬「ザガーロ」についても、重大な副作用として「肝機能障害、黄疸」が発生するおそれがあるとして、「使用上の注意」改訂指示が出された。

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 といっても、「ザガーロ」はまだ発売されていないので、「ザガーロ」自体に副作用が発生したわけではない。同薬は「デュタステリド」というのが薬効成分なのだが、もともと前立腺肥大症に対して使われている治療薬なのだ。前立腺肥大症に対しては「アボルブカプセル」という製品名で販売されており、この「アボルブカプセル」において直近3年の間に、因果関係が否定できない副作用として肝機能障害関連症例が3例発生し、うち死亡例が1例あったのだ。「ザガーロ」は同じ成分ということで、注意喚起されたというわけである。まだ発売されていないので、まだ患者の手元にはない薬なのだが、注目を集めている薬ということで紹介した次第である。

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