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【パブロン鼻炎アタック新発売】医療用医薬品と同じステロイド濃度 [薬]

 大正製薬のパブロンシリーズから「パブロン鼻炎アタック〈季節性アレルギー専用〉」が新発売された。季節性アレルギーといえば花粉症だが、この「パブロン鼻炎アタック」の特徴は、有効成分であるステロイドが、医療用医薬品と同じ濃度を配合した点鼻薬になっているというところだ。

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 花粉症などで病院に行くと、治療薬として漢方薬、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド薬(副腎皮質ホルモン剤)などが処方される。ちなみに、先日紹介した「ディレグラ配合錠」は、抗ヒスタミン薬を配合したものだ。病院で処方されるステロイド薬としては、「ナイスピー」や「アルロイヤー」などがある。これらの薬に配合されるステロイドは「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」という成分で、2010年にスイッチOTC化されている。スイッチOTCというのは、簡単に言うと、より効果のある薬を一般的に使用できるようにするために、医療用医薬品の成分を一般用医薬品でも使用できるようにしようというもので、厚生労働省が推し進めている施策だ。ベクロメタゾンプロピオン酸エステルがスイッチOTCされたときは、佐藤製薬から「ナザールAR」という製品名が発売された。
 医療用医薬品では、薬1gあたりベクロメタゾンプロピオン酸エステル1mgが配合されていて、「ナザールAR」は薬1gあたり0.5mgの配合だった。そして今回新発売となった「パブロン鼻炎アタック」は、薬1gあたり1mg配合した薬で、医療用と同濃度のステロイドを配合した一般用薬は、これが国内初となる。ただし、ステロイド薬は効きが強いため、病院でも重度の花粉症の人に処方される薬だ。「ナザールAR」も「パブロン鼻炎アタック」も18歳未満は使用できない薬なので注意しよう。

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