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【長く続く痛みには】痛みの種類で薬を選択 [薬]

製薬企業のファイザーは、全国の20歳以上の男女9400名を対象に「長く続く痛み」についてアンケート調査を実施した。柱に頭をぶつけた痛みは急性痛で、原因はよくわからないけど、なんかずっと痛いというのが「長く続く痛み」。専門用語では慢性痛といい、3か月以上続く痛みのことを指す。さらに慢性痛には「侵害受容性痛」と「神経障害性痛」に分類できる。簡単に言えば、ケガしたところが痛いのが「侵害受容性痛」で、ケガは治ったのに痛い(そもそもケガしていないのに痛い)のが「神経障害性痛」だ。この痛みの種類で、飲むべき薬は違ってくるのだ。

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 侵害受容性痛の場合は、「ロキソニン」や「ボルタレン」といった解熱鎮痛薬で効果が見られる。ドラッグストアに行けば、市販薬を購入することもできる。一方、神経障害性痛の場合に使用するのは、神経障害性痛薬「リリカ」や三環系抗うつ薬で、こちらは市販薬の販売はされていない。つまり、慢性痛があったら、痛みの種類はどちらなのかを判断する必要がある。神経障害性痛なのにロキソニンを飲んでもほとんど効かないことになるのだ。アンケート調査では、慢性痛を持っている人のうち、約19%が神経障害性痛の疑いがあるとしている。もちろん、どちらの痛みかは医師による診察が必要だ。
 また、日本人は痛みをがまんするという文化があるし、痛み止め薬は飲み続けると効かなくなると思っている人も多い。アンケート調査では、37%が医療機関を受診していないが、理由としては副作用や依存性を気にしている人が多かった。痛みというのは、がまんすればするほど、痛みに対して過敏になる。筆者が以前に取材した先生は、痛みをコップに入った水にたとえた。痛みをがまんするというのは、常にコップから水がこぼれている状態で、一時収まったとしてもすぐに溢れてしまう。肌着がこすれただけで痛いというのは、まさにそんな状態だろう。痛みはすぐに除去(コップを空)にすることが重要だと言っていた。がまんしても、いいことなどないばかりか、ほおっておくとひどくなるのだ。医師の処方通りに飲んでいれば依存症になることもないので、長く続く痛みがある人はがまんしないで、病院に行くことをおすすめすしたい。

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