【薄毛の人の特徴は？】男性の頭皮に関する研究結果を発表

　筆者は現在44歳である。先日、同窓会があって久しぶりに同級生たちとあって驚いた。「薄毛」の同級生たちが増えていたのである。恐る恐る「いつからそうなった？」と聞いたところ、最近急に、しかも一気にキタという。なんとも恐ろしい話である。先日、男性用化粧品メーカーのマンダムが、男性の頭皮に関する研究結果を発表した。それによると、男性型脱毛症で薄毛の人は、同年代の薄毛でない人に比べ、頭皮が固く、皮脂量が多いことが確認されたという。

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　マンダムとあやこいとうクリニックの伊藤史子医師との共同研究で、男性の頭皮は皮膚感覚が物理刺激を加えることによってさらに鈍くなる傾向があることに加えて、頭皮にも肌と同様にキメが存在し、加齢に伴ってキメが不明瞭になることがわかったとのこと。つまり、頭皮は顔の肌と比較して乾燥しやすく、バリア機能が低いことにより肌荒れやすい。しかし、鈍感なために肌荒れが放置される可能性があるということである。マンダムでは、さらに研究を進め、頭皮用モデル化粧水の使用を継続することによって、「頭皮の角層水分量の増加」「頭皮の伸張性の増加」「皮脂量の低下」「フケの改善」が確認できたとのことだ。これらの結果から、頭皮を健やかに保つためには、頭皮のスキンケア習慣が有用であると考えられ、マンダムではこれらの知見を、2016年春に発売予定の頭皮化粧水に応用していると付け加えている。
　男性型脱毛症治療薬がいくつか発売されているが、予防できるのであれば、何としても予防したいものである。頭皮化粧水を使用するというのも、その一つであることは間違いないであろう。

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