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【B型肝炎予防接種】今年10月から定期接種に [健康]

 厚生労働省の有識者会議は、今年10月からB型肝炎ワクチンを定期接種の対象とすることを決めた。今後は、パブリックコメントなどを経て政令を改正し、正式に導入ということになる。

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 B型肝炎ワクチンについては、すでに任意で予防接種をしている子も多いと思うが、厚生労働省では定期接種に組み入れる方向で検討や準備が進められていた。定期接種化は、これでほぼ決定したという状況だ。定期接種の対象は生後1歳までの乳児で、生後2ヵ月から8ヵ月までを標準的な接種期間とする。接種回数は3回で、主に生後2ヵ月、3ヵ月、7~8ヵ月を目安に接種することになる。定期接種の開始は今年10月からということで、つまり今年4月以降に生まれた赤ちゃんが対象になる。
 B型肝炎ワクチンの予防接種は、今までは任意で行われてきたわけだが、するかしないかの判断は考え方によって分かれていた。B型肝炎は、通常血液を介して感染するので、身内にB型肝炎のキャリアがいなければ、予防接種に必要はないという考え方もあるのだ。筆者も子どもに予防接種するかしかいか悩んだが、知り合いの医者に相談したら「受けたほうがいいよ」とのアドバイスをもらったこともあり、受けられるものは全部受けようということで予防接種をすることにした。B型肝炎は、成人に感染した場合は一過性の感染で、持続感染(キャリア)する割合は低い。しかし、免疫力の弱い乳幼児が感染してしまうと、キャリアに移行してしまう。キャリアになると、10~15%が慢性肝炎を発症し、肝硬変や肝癌に進展することがあるのだ。
 厚生労働省の肝炎ウイルス検診の実績によると、B型肝炎ウイルス感染者は受検者の0.7%。10年以上前は1%強だったのでキャリアは減少傾向にあるのだが、幼稚園や保育園に通ったとき、園児にキャリアがいないとは限らない。知り合いの医者からそうアドバイスされて、予防接種することを決意した。定期接種となれば、予防接種するかしないかを悩まずに済む。むしろ予防接種化がもっと早かったらと思った次第である。

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