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【バイオ関連株上昇気運】再生医療の将来は [その他]

 ここにきてバイオ関連株が上昇している。今年に入るや否や株価が急落。今は全体的に小康状態を保っているなかでの上昇気運である。再生医療などを見直す動きという見方が強いようだ。

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 経済産業省によれば、再生医療産業の国内市場規模は2020年以降大幅に伸長すると予測されている。2012年時点で約90億円だが、2020年には950億円、2030年に1兆円を突破し、2050年には2.5兆円になる。再生医療周辺産業の市場規模も5500億円まで伸張する見通しが示されている。
 再生医療は医薬品や医療機器に次ぐ第3の治療法と見られている。従来の医薬品等では治療できない難病などの治療法として期待されているわけだ。しかし、再生医療は難病だけでなく慢性疾患、例えば糖尿病などに対しても研究が進んでいる。糖尿病には治療薬があるが、基本的には対象療法であり、根治できない。それが、再生医療では根治できるかもしれないのだ。再生医療は、医薬品や医療機器とは競合しないと見られているが、逆に取って代わる存在になるかもしれない。
 当の再生医療ベンチャーはそう見ている。慢性脳梗塞などの再生医療製品を開発しているサンバイオの森敬太社長は「これまで治せなかったものが、再生医療によってどんどん治せるようになるので、薬に取って代わっていくと思う」と述べている。従来の医薬品はジェネリック医薬品に置き換わっていき、市場は縮小。一方、再生医療は市場がどんどん拡大し、市場規模は逆転すると見通している。加齢黄斑変性などの再生医療製品を開発しているヘリオスの鍵本忠尚社長も同じ見方だ。再生医療は感染症や鎮痛といった領域はそぐわないので、全ての薬が再生医療に置き換わるわけではないものの、多くのものは置き換わっていくとの考えを示している。しかも、再生医療は医薬品のように、後発品が出る可能性は限りなく低いそうである。それだけ、安定的な事業になり得る。
 もちろん、再生医療産業はまだ萌芽期。開発中のものに、どんな有害事象等が起こるかもわからない。ただ、いろいろな情報に触れてみると、何十年か先かはわからないが、再生医療はある程度薬に取って代わるというのは起こるような気がする。

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