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【慢性疼痛症薬「サインバルタ」登場】国内初の腰痛向け医療用医薬品 [薬]

 うつ病などの治療薬として使われる「サインバルタ」(医療用薬品)だが、今年3月18日に慢性腰痛症に対しても使用できるようになった。慢性腰痛の痛みを抑制する効能を持つ医療用医薬品は、この「サインバルタ」が国内初とのことだ。

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 もちろん、「腰痛」に限定しなければ、疼痛に対してはさまざまな治療薬が使用されている。たとえばイブプロフェンやアセトアミノフェンといった「NSAIDs(エヌセイズ)」と呼ばれる非ステロイド性抗炎症薬は、よく使用される痛み止めだ。
 ケガや骨折などによって体の一部が損傷すると、「痛み」が脳へ伝達される。すると、脳はいつまでの痛みが続かないように、痛みを抑制する機能が働く。専門用語では「下行性疼痛抑制系」というのだが、この痛み抑制機能には、セロトニンやノルアドレナリンという物質が関与している。サインバルタという薬は、このセロトニンやノルアドレナリンの濃度を上昇させる作用があって、これがうつ病や痛みの抑制に効果を発揮すると考えられているのだ。
 2010年度のインターネット調査によると、腰痛や肩こり痛など、体のどこかしらが痛い(慢性疼痛)という患者が、2300万人ほどいると推計されている。そのうち、腰痛が55.7%を占め、肩こり痛(四十肩・五十肩含む)が27.9%、頭痛・片頭痛が20.7%と続く。腰痛といっても、腰が悪いとは限らず、例えば社会的なストレスなどによっても腰痛は発症するそうだ。その場合、カウンセリングで腰痛は治るという。
 何を隠そう、筆者も最近腰痛持ちになった。ちょっとしゃがんだだけでも、立ち上がるのにちょっとした苦労を要する。そろそろ病院に行こうかなと思っていたところなので、国内初の慢性腰痛症の薬ができたことは喜ばしいことだ。

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