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【黄熱予防接種証明書が生涯有効に】ブラジルも黄熱の流行地域 [病気]

 黄熱予防接種証明書(イエローカード)が7月11日から生涯有効になった。これまでに交付されたものも含めて、有効期間は生涯となるとのこと。

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 黄熱は、蚊(主にネッタイシマカ)に刺されることでかかる全身性の感染症。野口英世の死因としても有名な病気だ。黄熱はアフリカや中南米が流行地域で、これらの国に入国する際には、黄熱予防接種証明書を携帯していないと入国できない国もある。これまで、黄熱予防接種証明書の有効期間は10年だったのだが、7月11日から生涯有効になったというわけだ。
 黄熱の一般的な症状は、発熱、背中の筋肉痛、頭痛、悪寒、食欲減退、嘔吐で、ほとんどの場合は3~4日で症状が消える。しかし、一部の患者では、初期の症状から24時間以内に毒性の高い第2期に移行する。再び高熱となり、肝臓や腎臓などのいくつかの臓器が感染を受け、黄疸や黒っぽい尿、嘔吐を伴う腹痛などが現れる。ちなみに黄疸の「黄」は黄疸から来ているのだ。中毒期に入った患者の半数は、10日以内に死亡するという。前述の野口英世は、ロンドンの博物館に肝臓の標本が保存されていて、その標本からも黄熱で死んだことが明らかなそうである。
 さて、間もなくリオデジャネイロオリンピックの開催を迎える。ブラジルは黄熱の流行地域。入国に黄熱予防接種証明書は要求されないが、WHOでは黄熱予防接種を推奨しているぞ。ちなみに、黄熱予防接種は接種できるところが決まっていて、近くの診療所などでは接種できない。料金は、東京検疫所のHPを見ると、手数料は1万1180円(収入印紙)で、この中に証明書発行手数料880円が含まれているそうである。
 オリンピックを観戦に行く予定の人はもちろん、アフリカなどの流行地域に行く予定のある人は、黄熱予防接種を受けることが勧められる。生涯有効なので、海外旅行によく行くという人は接種しておいて損はないだろう、。なお、予防接種を受けてから抗体ができるまで1カ月かかるほか、接種後28日間は他のワクチンを接種することはできないので要注意だ。

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