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【「アルピタン」新発売】アルコール頭痛対策薬 [薬]

 お酒を飲みすぎた後の頭痛ほど、いやな頭痛はない。気持ち悪いし、吐き気はするにで、まさに最悪な気分を味わった人も多いだろう。つらい二日酔いにいい薬はないものかと思うわけだが、「アルピタン」(第2類医薬品)という薬が10月12日に発売となる。

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 「アルピタン」は、漢方の「五苓散(ごれいさん)」の働きでアルコールなどによる頭痛を抑える、アルコール頭痛対策薬。五苓散とは、「タクシャ」「ブクリョウ」「チョレイ」「ジュツ」「ケイヒ」の5つの生薬で構成された漢方薬で、約1800年前に中国で書かれた『傷寒論』という書物に記載されている。
 五苓散は、浮腫や下痢、嘔吐、頻尿など、漢方でいうところの水滞(体内の水分の流れが滞った病態)に効果があるとされている。アルコールによる頭痛は、脳細胞のむくみと血管の拡張によって起こるので、「五苓散」を飲むことにより、過剰な水分やアルコールの排出が促進され、頭痛を抑えてくれるというわけだ。
 「アルピタン」を販売するのは小林製薬。希望小売価格は6包で1080円(税込)。薬は、素早く溶ける顆粒タイプとなっている。ちなみに、五苓散は気圧の変化などによる片頭痛にも効くとされているぞ。

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