SSブログ

【自主回収】「ベンザブロックSプラス」など [薬]

 武田コンシューマーヘルスケアが、かぜ薬「ベンザブロックS」「ベンザブロックSプラス」「ベンザブロックせき止め錠」(第2類医薬品)の自主回収を行っているぞ。

スポンサードリンク






 テレビコマーシャルなどでもおなじみの、かぜ薬「ベンザブロック」。かぜのタイプに合わせて薬の種類を選べるのが特徴だ。かぜが鼻からくるタイプの人用の薬である「ベンザブロックSプラス」について、購入者から「外箱には、12歳未満は服用しないようにとの記載があるが、中のシートには7~14歳は1錠との記載がある」との指摘を受け、今回の自主回収となった。
 まず、年齢に関しては「12歳未満は服用しない」が正しい情報である。以前は7歳以上も服用できていたのだが、昨年9月に「12歳未満の小児」は服用しないように変更されたのだ。それに伴い「使用上の注意」や「外箱」なども記載を変更したのだが、中のシートの変更が見落とされ、「7~14歳は1錠」の記載が残ってしまったというわけだ。
 なぜ、「12歳未満の小児」は服用しないように変更されたのかというと、それは「ベンザブロックSプラス」には「ジヒドロコデインリン酸塩」という薬効成分が含まれているためだ。咳を鎮める作用のある「コデイン」「ジヒドロコデイン」は、呼吸抑制の副作用が生じる恐れがあり、欧米では12歳未満の使用を禁忌としている。一方、日本国内ではそのような規制がなかったことから、厚生労働省は昨年7月、「コデイン」「ジヒドロコデイン」含有の薬は「12歳未満の小児は服用しない」ようにするか、成分を変更するよう、製薬企業に通達したのである。変更は2018年末までにするようにとの期限付き。「ベンザブロックSプラス」は通達にしたがい、「12歳未満の小児は服用しない」と早々に対応したのだが、中のシートの記載を変更するのを忘れてしまった。また、同じく「ジヒドロコデイン」を含有している「ベンザブロックS」「ベンザブロックせき止め錠」についても、記載変更が未対応だったことが判明し、「ベンザブロックS」「ベンザブロックSプラス」「ベンザブロックせき止め錠」の3種類を自主回収している。
 かぜがはやっている季節なので、「ベンザブロック」を購入された人も多いのでは。気になる人は、武田コンシューマーヘルスケアの「お客様相談室」に問い合わせてみて。
・武田コンシューマーヘルスケア「お客様相談室」0120-567-087

スポンサーリンク


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。