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【フッ素1450ppm配合歯みがき粉発売】サンスターとライオンから [薬]

 虫歯を予防する効果がある「フッ素」。このフッ素が高濃度に配合された歯みがき粉が発売されるぞ。5月15日にはサンスター「バトラー エフペーストα」が新発売されるほか、6月からはライオン「クリニカアドバンテージハミガキ」が改良新発売される。これらの歯みがき粉には、従来品の約1.5倍にあたる1450ppmのフッ素が配合されているのだ。

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 フッ素には、歯垢にいる細菌の活動の抑制や溶けたエナメル質の修復(再石灰化)、歯質の強化など、虫歯の発生や進行を防ぐ作用があることが知られている。そのため、販売されている歯みがき粉の約9割はフッ素が配合されているのだ。一方、フッ素を摂りすぎるとフッ素症という病気のリスクが高まるため、日本では歯みがき粉に配合できるフッ素濃度は1000ppm以下と定められていた。
 ところが今年3月、厚生労働省はフッ素濃度が最高1500ppmの歯みがき粉の販売を承認した。この1500ppmというのは、海外で採用されている基準で、むしろ日本の基準が今まで低かったとも言える。そしてついに発売となるのが、フッ素1450ppmを配合した「バトラー エフペーストα」「クリニカアドバンテージハミガキ」というわけだ。
 ただし、このフッ素高濃度歯みがき粉については、大きな注意点がある。それは「6歳未満は使用しないこと」だ。フッ素は、水や食べ物にも含有されているので、フッ素高濃度歯みがき粉を誤って飲み込んでしまった場合、フッ素症になるリスクが高まってしまう。そこで、歯みがき粉を飲み込んでしまうことの多い小学生未満の子どもには使用しないよう、厚生労働省も注意喚起しているのだ。そんなこともあり「バトラー エフペーストα」は大人向けの歯みがき粉としている。
 フッ素は濃度が高いほど虫歯予防効果も高いので、虫歯になりやすいという人は使ってみるといいだろう。価格は、「バトラー エフペーストα」90g入り900円、「クリニカアドバンテージハミガキ」は30g入りと130g入りがあり、オープン価格となっている。
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