SSブログ

【「熱さまシート ストロング」新発売】冷凍庫でキンキンに冷やして使用 [その他]

 急な発熱や熱中症に冷却シートを使われる方も多いのではないだろうか。小林製薬の冷却シート「熱さまシート」ブランドから、冷凍庫で冷やして使うことで「強い冷却力」を実感できる「冷凍庫用 熱さまシート ストロング」が9月14日に新発売されたぞ。

スポンサードリンク






冷凍庫で4時間以上冷やして使用
 小林製薬の調査によると、冷却シート(大人用)使用経験者の約5割が「冷却力の高さ」を重視しており、また約4割が従来品を冷蔵庫で冷やして使用していることが明らかになったという。そんな冷却力の強さを求めるニーズに応えるために開発したのが、冷凍庫で冷やして使う「冷凍庫用 熱さまシート ストロング」というわけだ。
 従来品は、冷凍庫で冷やすと冷却ジェル部分が凍ってしまい、粘着力が弱くなるのだとか。「冷凍庫用 熱さまシート ストロング」は、冷凍庫で冷やしても凍らない特殊ジェルを採用し、おでこにぴたっと密着する冷却シートを実現した。使い方は、冷凍庫で4時間以上冷やしてから使用する。冷凍庫でキンキンに冷やされた熱さまシートは、その強い冷却力を約20〜30分持続するとのこと。発熱時や熱中症対策のほか、スポーツ後に体を冷やす「アイシング」にも使用できるぞ。価格は12枚入りでオープン価格となっている。

発熱時における冷却シートの使用について
 なお、発熱時における冷却シートの使用について、ひとこと付け加えたい。発熱時に冷却シートや氷枕などで頭やわきの下などを冷やすことを、看護用語で「クーリング」という。この「クーリング」を、発熱によって高くなった体温を下げるために行うことは、看護的には「不適当」とされている。クーリングで体温は下がらないからだ。
 体温というのは、脳の視床下部にある体温調節中枢でコントロールされている。風邪などの感染症で体温が上がるのは、体温調節中枢がそのように指示しているからで、高熱によって体を感染から防衛しているのだ。40度の高熱が出て、冷却シートなどでクーリングしても、体温は平熱には戻らない。体温調節中枢が「平熱に戻す」という指示を出さない限り、平熱には戻らないのだ。発熱時の「クーリング」は、患者が少しでも楽に過ごせるようにするための手段なのである。

冷却シート「うつ熱には効果的」
 体温が高温になるのは、感染症による「発熱」のときだけではない。熱中症になったときも体温は高温になる。このときの体温の上昇を「うつ熱」という。このうつ熱による高体温にはクーリングは有効だ。
 「うつ熱」は体温調節中枢が機能せず、熱が体内にこもってしまった状態のこと。体温を調節する一つの機能は「発汗」による気化熱だが(汗をかくと体温が下がる)、体温調節中枢が体温を36度にすると指示を出しても、体内の水分が少なくて発汗できなかったり、周りの環境が高温多湿のため発汗しても体温が下げられなかったりすると、熱が体にこもってしまう。これが「うつ熱」であり、熱中症なのだ。体内の水分が少ないときは水分補給が重要で、周りの環境が高温多湿の場合は涼しいところに移動して体の周囲を冷やすことが重要。この「体の周囲を冷やす」の一つの方法が「クーリング」だと言える。
 何が言いたいかというと、冷却シートの温度がいくら低くなっても、発熱時には体温を下げる(解熱)効果は期待できない。高温で苦しんでいる患者を少しでも楽にしてあげる効果にとどまるのだ(これだけでも十分な効果だが)。一方、うつ熱で苦しいときは「クーリング」は効果的だ。なお、熱中症になった場合は「クーリング」も効果的だが、医療機関を受診することが大切だぞ。
〈関連記事〉
【ペットボトル冷灸】熱中症予防や初期対応に
【OS-1がリニューアル】にがみが取れてすっきりした味に

スポンサーリンク


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。