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【ブラック企業サラリーマン必見】「職場いじめ」が糖尿病の要因に [病気]

 生活習慣病の代表ともいえる「糖尿病」。太りすぎや運動不足などが主な要因とされているが、デンマークの研究者らは驚きの研究結果を報告した。なんと「職場でのいじめ」で糖尿病リスクが高まるというのだ。

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「いじめ」経験9%
 欧州糖尿病学会が発行している『Diabetologia』に発表された研究で、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの40歳~65歳の男女約4万6000人を解析したもの。まず、基準として「糖尿病歴のない」人に職場でのいじめ体験について行ったアンケート調査では、「いじめにあった経験がある」人は9%いた。また、「過去1年以内に職場で暴力あるいは暴力の脅威を経験した」人が12%いた。この数字もちょっと驚きである。

「糖尿病発症リスク」1.46倍
 その後、約12年間追跡調査したところ、「職場でいじめにあった経験がある人」のうち1223例が2型糖尿病を発症した。この数字は、職場でのいじめ経験がない人と比べると、糖尿病発症リスクが1.46倍高いということになるのだ。さらに男女別でみてみると、男性のほうが発症リスクは高い傾向が示された。
 また「職場で暴力あるいは暴力の脅威を経験した人」の中から930例が糖尿病を発症。これは、糖尿病発症リスクが1.26倍高いということになる。こちらのほうは、男女で発症リスクに差は見られなかったとのこと。

日本の糖尿病患者は1000万人超
 日本では現在、「ブラック企業」が注目を集めている。このブラック企業に勤めている人も、会社から「いじめ」を受けているようなものだ。いじめなどのパワーハラスメントは、その人を精神的に追い詰めるだけでなく、身体的にも病気を発症するリスクを高めることが明らかとなったわけだ。
 実は筆者も、いわゆる「ブラック企業」に務めていたことがある。社員同士は仲良かったのだが、社長のパワハラがひどかったものだ。人は過剰なストレスに晒されると「痩せる」というイメージが強いが、反対に「太る」人も多い。その会社では、入社時は見目麗しい美人だった女性が、みるみる太ってマツコ・デラックスになったという例も垣間見た(少し誇張が入っているが)。筆者は1年程度で退社したが、その1年で体重&腹囲がみるみる増加していったものである。今回の「職場のいじめが2型糖尿病の発症リスクを高める」という調査結果は、大いにうなずけるものだ。
 現在、日本には1000万人超、全世界では4億1500万人の糖尿病患者がいると推計されている。もしかしたら、社会から「いじめ」がなくなれば、この数字もだいぶ減るのかもしれない。とにかく、職場でいじめにあっていたり、ブラック企業に務めている人がいたら「まずは辞めろ」とアドバイスしたい。

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タグ:糖尿病
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