【睡眠時無呼吸症候群はいろんな病気の予備軍】心筋梗塞、脳卒中、慢性腎疾患も [健康]
睡眠時無呼吸症候群(SAS)を持つ人は、慢性腎疾患を発症するリスクが高いという研究結果が発表された。台湾の国立陽明大学の研究者らによる発表で、このリスク増加は高血圧症のリスク増加と同程度だとのことだ。
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国立陽明大学の研究では、睡眠時無呼吸症候群と診断された8687人のデータと、同症候群を持たない健常者3万4747人のデータを解析したもので、平均3.9年追跡調査を行った。その結果、睡眠時無呼吸群の157人が、新たに慢性腎疾患を発症したと診断されたという。
健常者群で慢性腎疾患を発症したのは298人で、これを1年あたりの発症人数で換算すると、慢性腎疾患を発症する人数は健常人で1年に0.0022人(1000人年当たり2.2例)、睡眠時無呼吸症候群で1年に0.0045人(1000人年当たり4.5例)となる。数値が小さいのでピンとこないが、要するに慢性腎疾患を発症するリスクは、睡眠時無呼吸群の人は健常人より58%高いということ。そしてこれは、高血圧の人が慢性腎疾患を発症するリスクと同じくらいというわけだ。
睡眠時無呼吸症候群は、他にも心筋梗塞や脳卒中を発症する確率が健常人より高いことが知られており、軽視できない病気ということがわかってきている。睡眠時無呼吸症候群は、寝ているときに無呼吸になっているので、寝ている本人にはわかりにくい。多くの場合、いびきを伴うので、奥さんなど家族が発見することが多いだろう。ちなみに、筆者は苦しくて夜中に目が覚めたら、息を止めていたことに気付いたことがある。結構頻繁に起こるという人は、病院で検査してもらおう。睡眠時無呼吸症候群の治療には、CPAPという呼吸装置が使われる。2月1日には帝人から「スリープメイト10」という最新のCPAP装置のレンタルが開始されているぞ。薬も「ダイアモックス」などの治療薬がある。睡眠時無呼吸症候群は重い病気の予備軍であるほかに、居眠り運転も高率に起こることが知られているので、早めに治しておこう。
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国立陽明大学の研究では、睡眠時無呼吸症候群と診断された8687人のデータと、同症候群を持たない健常者3万4747人のデータを解析したもので、平均3.9年追跡調査を行った。その結果、睡眠時無呼吸群の157人が、新たに慢性腎疾患を発症したと診断されたという。
健常者群で慢性腎疾患を発症したのは298人で、これを1年あたりの発症人数で換算すると、慢性腎疾患を発症する人数は健常人で1年に0.0022人(1000人年当たり2.2例)、睡眠時無呼吸症候群で1年に0.0045人(1000人年当たり4.5例)となる。数値が小さいのでピンとこないが、要するに慢性腎疾患を発症するリスクは、睡眠時無呼吸群の人は健常人より58%高いということ。そしてこれは、高血圧の人が慢性腎疾患を発症するリスクと同じくらいというわけだ。
睡眠時無呼吸症候群は、他にも心筋梗塞や脳卒中を発症する確率が健常人より高いことが知られており、軽視できない病気ということがわかってきている。睡眠時無呼吸症候群は、寝ているときに無呼吸になっているので、寝ている本人にはわかりにくい。多くの場合、いびきを伴うので、奥さんなど家族が発見することが多いだろう。ちなみに、筆者は苦しくて夜中に目が覚めたら、息を止めていたことに気付いたことがある。結構頻繁に起こるという人は、病院で検査してもらおう。睡眠時無呼吸症候群の治療には、CPAPという呼吸装置が使われる。2月1日には帝人から「スリープメイト10」という最新のCPAP装置のレンタルが開始されているぞ。薬も「ダイアモックス」などの治療薬がある。睡眠時無呼吸症候群は重い病気の予備軍であるほかに、居眠り運転も高率に起こることが知られているので、早めに治しておこう。
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