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【運転止めた高齢者はうつに?】自動車運転が高齢者に及ぼしていた影響 [健康]

 高齢者による自動車事故が増加しているというニュースを最近よく見かける。ブレーキとアクセルを間違えたり、ギアチェンジを間違えたりといったことが原因として多いようだ。認知症の問題もあって、高齢者による自動車運転は社会的に考えていかなければならない問題となっている。そんな中、これまで自動車を運転していた高齢者が運転をやめると、健康面に支障を来すという研究結果が示された。

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 アメリカのコロンビア大学の研究者らは、55歳以上の人を対象に行われた16本の研究結果を解析し、運転を継続した高齢者と運転を止めた高齢者を比較したところ、運転を止めると全般的健康(身体面、認知面、社会面の健康)が低下することがわかったという。とくにうつ病のリスクが倍増したほか、長期介護施設に入居する可能性もより高くなり、死亡リスクも増大したとのことだ。
 この結果は、自動車社会であるアメリカだからこその結果かもしれない。同研究者も「自動車を運転していることが高齢者の自立や個人的自由を象徴している」とコメントしている。そのため「自動車運転を止める決断時期を迎える時には、移動手段や社会的活動が失われないように個人に合わせた計画を立てることが重要だ」と注意喚起している。日本でも、地方などでは自動車がないと移動手段がないところも少なくない。日本においても、自動車の運転を止めることでうつ症状等が出る高齢者はいると考えたほうがいいだろう。こういう状況では、薬でうつ症状を改善しても、あまり意味はなさない。自動車を運転することで得られていたモチベーションを、どうやって他のものに転換させていくかが重要になるはずだ。そんなことを考えていたら、最近のゲームセンターには高齢者が多いというニュースを思い出した。ゲームセンターのほうも、高齢者向けのサービスを実施しているということだ。実際の運転は止めていても、カーレースゲームなどで運転していた頃の興奮を呼び起こす。これは、一つの解決策かもしれないと考えるのは軽率だろうか。

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