【新しい病気「ACOS」】ぜん息COPDオーバーラップ症候群 [病気]
COPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気は知っているという人も多いのではないだろうか。いわゆる「たばこ病」とも言われている病気で、テレビCMも流れているし、桂歌丸師匠もCOPDに罹患しているということで注目された。では、COPDに派生するACOSはどうだろうか。
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ACOSはエーコスと読み「ぜん息COPDオーバーラップ症候群」と呼ばれるものだ。日本語にすれば想像がつくと思うが、COPDの患者が喘息を併発する、あるいは喘息の患者がCOPDを併発したものがACOSだ。ACOSは新しい疾患概念として注目を集めている。なぜ、注目を集めているかというと、COPDからACOSになると重症性が増すからだ。肺機能の急速な低下や死亡率が高くなるなどとされている。それに、COPDとぜん息では治療法が若干異なる。当然ACOSになると治療法も変わってくるのだ。
このCOPDにおけるACOSの割合は、海外などでは研究報告がされているが、日本国内ではされていなかった。そこで、製薬企業のアストラゼネカが調査を行ったところ、COPD患者のうちACOS患者の割合は、軽症例を含めると約6割いることがわかった。
COPDは日本の死因の第10位で、年間死亡数は1万6000人以上にのぼるとされている。これに当てはめると、ACOSによって年間9600人が死亡していることになる。日本にも相当数のACOS患者がいることが推測される。とくに40歳以上の慢性的な気道疾患を持つ患者に多いとのこと。たばこを吸う人で、軽い運動でも息が苦しくなるという人はCOPDかもしれない。さらに言えばACOSを併発する可能性も高いので要注意だ。
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ACOSはエーコスと読み「ぜん息COPDオーバーラップ症候群」と呼ばれるものだ。日本語にすれば想像がつくと思うが、COPDの患者が喘息を併発する、あるいは喘息の患者がCOPDを併発したものがACOSだ。ACOSは新しい疾患概念として注目を集めている。なぜ、注目を集めているかというと、COPDからACOSになると重症性が増すからだ。肺機能の急速な低下や死亡率が高くなるなどとされている。それに、COPDとぜん息では治療法が若干異なる。当然ACOSになると治療法も変わってくるのだ。
このCOPDにおけるACOSの割合は、海外などでは研究報告がされているが、日本国内ではされていなかった。そこで、製薬企業のアストラゼネカが調査を行ったところ、COPD患者のうちACOS患者の割合は、軽症例を含めると約6割いることがわかった。
COPDは日本の死因の第10位で、年間死亡数は1万6000人以上にのぼるとされている。これに当てはめると、ACOSによって年間9600人が死亡していることになる。日本にも相当数のACOS患者がいることが推測される。とくに40歳以上の慢性的な気道疾患を持つ患者に多いとのこと。たばこを吸う人で、軽い運動でも息が苦しくなるという人はCOPDかもしれない。さらに言えばACOSを併発する可能性も高いので要注意だ。
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