【がん闘病漫画『ガンカンジャ』】最新３・４巻が発売

　若いがん患者の戸惑いと苦しみ、家族の葛藤をリアルに描くがん闘病漫画『ガンカンジャ』の最新３・４巻が10月28日に発売となったぞ。

スポンサードリンク






　『ガンカンジャ』は、2013年に韓国で発表されたＷＥＢ漫画。その後、大きな反響を得て2014年に出版となった。柔らかな画風で描かれた切ない物語が読む人の心をとらえてヒットを記録し、韓国で数々の賞を受賞している。2015年には日本に上陸したほか、米国版・ハフィントンポストで英語版の連載を開始するなど、感動の声は世界に広がっている。
　恥ずかしながら、筆者は『ガンカンジャ』を知らなかった。さっそく第１話から第９話までをＨＰ（http://amwbooks.asciimw.jp/sp/gankanja/#sakuhin）で試し読みした。
　主人公が腰痛で受診した病院で、胃がんを告げられることから物語は始まる。がんはすでに脊椎に転移していて、腰痛はそのためだったのだ。ステージ４の末期がん。苦しい抗がん剤治療を受けながら「どうやら僕は終わったようだ」と悟るも、「それでも生きていく」と決断するまでが９話までの話。そして、苦しい治療で気を失い、闇に落ちていく先で、不思議な生き物が暮らす森にたどり着くという話も並行して進んでいく。確かに、切ないながらも心に残るストーリーだ。
　『ガンカンジャ』はKADOKAWA　アスキー・メディアワークスで単行本化され、今年７月に１巻と２巻が同時刊行された。そして最新の３・４巻が発売となった。若いがん患者である主人公とその家族、そして交際２年目の彼女が今後どうなっていくのか、とても気にかかるストーリーになっているぞ。ちなみに、価格は1000円（税別）だ。

スポンサーリンク