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【「ヒートショック」意識調査】約4割が「42度以上のお湯に入る」 [健康]

 俳優の平幹二朗さんが亡くなられたが、その死因は「ヒートショック」の可能性があるという。給湯器で有名な「リンナイ」が、ヒートショックについての意識調査を行ったところ、「ヒートショック予備軍」が約50%いることがわかったとのこと。

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 暖かい場所から寒い場所に移動したときに、温度が急に変化したことによって血圧が急激に上昇、もしくは下降してしまうことを「ヒートショック」という。温度差が10度以上あると起こりやすく、とくに冬の時期に暖房のない脱衣所や浴室に移動したときに起こりやすい。
 厚生労働省の研究班によると、入浴中の事故死は年間1万9000人いると推測されており、事故原因としては脳梗塞や心筋梗塞での死亡が最も多いとされている。入浴中の脳梗塞や心筋梗塞は「ヒートショック」によって引き起こされることが多い。筆者の祖父も入浴中に亡くなっているのだ。
 ヒートショックは▽65歳以上▽高血圧・糖尿病・動脈硬化がある▽肥満気味▽呼吸器官に問題がある(睡眠時無呼吸症候群など)▽不整脈がある――といった人が起こしやすい。そして▽42度以上のお湯に入る▽飲酒後にお風呂に入る――などが危険なシチュエーションだ。
 これらのことを予備知識として、ヒートショックについての意識調査を見てみよう。調査は、全国の20~70代の男女、合計960人を対象に行われた。
 まず、42度以上のお湯に入っている人は、約4割いることがわかった。年代別でみると、70代が最も多く、年齢が高いほどお湯の温度が高い傾向にあった。しかも、シャワーやかけ湯をせず、直接浴槽に入る人が15%いた。年代別に見てみると20代が最も多く、若い人ほど直接熱いお湯に入る傾向があった。熱いお湯に入るのは止め、浴槽に入る前にはかけ湯をすることが、ヒートショックを防ぐことになる。かけ湯をする際も、いきなり頭や肩にお湯をかけるとヒートショックの原因になるので、手や足の先のほうからかけ湯をすると、血圧の急上昇を防ぐことができる。
 また、もうすぐ忘年会シーズンに入るが、飲酒後の入浴については、約6割の人が「経験あり」となった。年代別では、ほぼ均等に分布しており、年代による大きな差は見られなかった。飲酒後の入浴は、血圧を異常に低下させるだけでなく、転んで思わぬケガをするなど危険がいっぱいだ。入浴するなら、酔いが十分に覚めてからにしよう。
 意識調査では、10項目からなる「ヒートショック危険度チェックシート」による調査を行っており、チェックが5個以上あった「ヒートショック予備軍」は約5割を占めたとのこと。気になる人は、チェックしてみて。ヒートショック対策としては「お湯の温度は40度以下にする」「浴槽に入るまえに手足の先からかけ湯する」「飲酒後すぐの入浴はしない」のほか、▽脱衣所や浴室の暖房▽長風呂しない▽入浴前の水分補給――などがあるぞ。
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