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【ハーボニー偽造品】都内からも9本見つかる [薬]

 厚生労働省は、C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造医薬品が、都内からも9本見つかったと発表した。これまでに計14本の偽造医薬品が見つかっており、厚生労働省は他にも偽造医薬品が流通している可能性があると注意喚起している。

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 また、厚生労働省は、最初に偽造医薬品が見つかった薬局チェーンは「関西メディコ」だったと公表。奈良県に本社を置く薬局チェーンで、関西メディコの3店舗で計5本発見されている。厚生労働省が、偽造医薬品の流通経路を調べたところ、東京と大阪の卸業者を経由していたことがわかり、東京都による立入調査の結果、都内の卸売販売業者2社の在庫から新たに9本の偽造品が見つかったというわけだ。なお、大元の仕入先は不明で、厚生労働省は「業者ではない個人の可能性が高い」との見解を示している。
 ここからは筆者の憶測になるが、なぜ急に保険薬局で偽造医薬品が発見されたのかというと、このハーボニーが1錠約5万5千円の高額薬で、しかも取扱う流通業者が限定されていたということが原因にあるだろう。このハーボニーは2015年9月から販売されたが、取扱いについては全国卸業者のスズケンと東邦HDに限定した。この恩恵を受けた両社は、2015年度決算で営業利益3ケタ増という大幅増益を達成。まさにハーボニーは「ドル箱」となったのだ。他の卸業者から見れば、何とかこの「ドル箱」を扱えないかと考えたとしても不思議ではない。高額薬としては「オプジーボ」の件もそうだが、どこかが突出して利益を得ようとすると画策すれば、どこかにひずみが産まれるということなのかもしれない。
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