【マラリア治療薬新発売】ノバルティス「リアメット配合錠 [薬]
マラリア治療薬「リアメット配合錠」(医療用医薬品)が発売となった。世界では標準薬として使用されているが、日本にはこれまでなかった薬で、とくに重症化しやすい熱帯マラリアに高い有効性が期待される。
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マラリアは、世界で年間2億人が感染し、60万人が死亡している世界最大の感染症の一つ。流行地域はアフリカやオセアニア、東南アジア、中南米など熱帯・亜熱帯地域で、日本では風土病としてマラリアに感染することはない。ただ、外国に渡航した際に感染する人はいて、近年では年間50~70人前後で推移している。そのうち、最も多いのが「熱帯熱マラリア」というマラリアだ。
マラリアは▽熱帯熱マラリア▽三日熱マラリア▽四日熱マラリア▽卵形マラリア――の4種類あるが、最も危険なのが熱帯熱マラリアだ。重症化しやすく、死亡率も高い。とくに日本人はマラリアに対して免疫を持っていないので、早期に適切な治療を受けないと死亡する可能性が高いのだ。また、治療が遅れたり、不適切な治療を受けたりすると、後遺症が残ることもある。
これまで、マラリア治療薬は日本にも3種類あった。しかし、重症マラリアには効果がなかったり、すでに耐性を持ったマラリアが現れていたりなど、新たな治療薬を導入する必要性に迫られていた。
そこで発売となったのが「リアメット配合錠」。この薬は、アルテメテルとルメファントリンという抗マラリア薬を配合したもので、WHO(世界保健機関)では流行地における第一選択薬に指定している。発売するのは、世界中にマラリア治療薬を提供しているグローバル製薬企業のノバルティスだ。
ちなみに海外、とくに東南アジアでは、マラリア治療薬の「偽薬」が流通している可能性があるとのこと。東南アジアの旅行先で、医師の処方箋なしに薬局で購入した抗マラリア薬が、薬効成分が正式なものよりも少ない配合であったため、服薬しても死亡してしまったという報告があるので要注意だ。
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マラリアは、世界で年間2億人が感染し、60万人が死亡している世界最大の感染症の一つ。流行地域はアフリカやオセアニア、東南アジア、中南米など熱帯・亜熱帯地域で、日本では風土病としてマラリアに感染することはない。ただ、外国に渡航した際に感染する人はいて、近年では年間50~70人前後で推移している。そのうち、最も多いのが「熱帯熱マラリア」というマラリアだ。
マラリアは▽熱帯熱マラリア▽三日熱マラリア▽四日熱マラリア▽卵形マラリア――の4種類あるが、最も危険なのが熱帯熱マラリアだ。重症化しやすく、死亡率も高い。とくに日本人はマラリアに対して免疫を持っていないので、早期に適切な治療を受けないと死亡する可能性が高いのだ。また、治療が遅れたり、不適切な治療を受けたりすると、後遺症が残ることもある。
これまで、マラリア治療薬は日本にも3種類あった。しかし、重症マラリアには効果がなかったり、すでに耐性を持ったマラリアが現れていたりなど、新たな治療薬を導入する必要性に迫られていた。
そこで発売となったのが「リアメット配合錠」。この薬は、アルテメテルとルメファントリンという抗マラリア薬を配合したもので、WHO(世界保健機関)では流行地における第一選択薬に指定している。発売するのは、世界中にマラリア治療薬を提供しているグローバル製薬企業のノバルティスだ。
ちなみに海外、とくに東南アジアでは、マラリア治療薬の「偽薬」が流通している可能性があるとのこと。東南アジアの旅行先で、医師の処方箋なしに薬局で購入した抗マラリア薬が、薬効成分が正式なものよりも少ない配合であったため、服薬しても死亡してしまったという報告があるので要注意だ。
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