【「正露丸クイックC」新発売】6分で溶けてすばやく効く [薬]
ラッパのマークでお馴染みの正露丸から、新たに「正露丸クイックC」(第2類医薬品)が4月3日に発売されるぞ。「正露丸」「正露丸糖衣」に次ぐ3製品目の正露丸で、新製品が発売されるのは約50年ぶりとなる。
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「正露丸クイックC」の特徴は、正露丸の主成分である「木(もく)クレオソート」の単味製剤であるということと、この木クレオソートを液体のままカプセルに閉じこめることに成功したということの二つだ。
これまでの正露丸は、実は主成分である「木クレオソート」以外にも「オウバク」などの生薬が複数配合された薬となっていた。今回の「正露丸クイックC」は、「木クレオソート」のみの配合となっている。1錠中に1種類の有効成分しか含んでいない薬を「単味剤」と呼ぶ。一般用医薬品の多くはいろいろな成分が入っている「配合剤」がほとんどなのだ。いろいろな成分が入っているほうがいいというイメージがあるが、単味剤のほうが副作用は少ないという大きな利点があるし、薬の飲み合わせも考えやすい。
また、正露丸クイックCは、木クレオソートが液体のままカプセルに入っている。このカプセル化が困難で、カプセル製剤の開発に数十年もの時間がかかったとのことだ。このカプセルは約6分で溶ける。そして、成分が液体のため、速やかに血中に吸収される。そのため、急な下痢に素早く効いてくれることが期待できる薬となっている。
木クレオソートは、ブナやマツなどの原木を加熱分解して得られる木タールを精製した液体で、「腸管内の水分調整」「大腸の蠕動運動を正常に戻す」といった効果が確認されている。一般的に、ノロウイルスなどウイルスや細菌性の下痢には、下痢止め薬(止瀉薬)は使用しないほうがいいと言われているが、正露丸を製造販売している大幸薬品によると、木クレオソートは感染性の下痢にも使用できるとのこと。また、腸内細菌のバランスにも影響を及ぼすことはなく、便秘にもなりにくい薬とのことだ。
ちなみに、正露丸が日本で初めて発売されたのは1902年で、名前は「忠勇征露丸」。名前が示すように、日露戦争のときに日本の兵士に配られたのが始まり。戦後、大幸薬品が承継して現在の「正露丸」が発売。実に115年の歴史を誇る薬なのだ。
正露丸クイックCの効能・効果は下痢、食あたり、軟便など。希望小売価格(税抜)は、16カプセル入りで1000円となっている。
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これまでの正露丸は、実は主成分である「木クレオソート」以外にも「オウバク」などの生薬が複数配合された薬となっていた。今回の「正露丸クイックC」は、「木クレオソート」のみの配合となっている。1錠中に1種類の有効成分しか含んでいない薬を「単味剤」と呼ぶ。一般用医薬品の多くはいろいろな成分が入っている「配合剤」がほとんどなのだ。いろいろな成分が入っているほうがいいというイメージがあるが、単味剤のほうが副作用は少ないという大きな利点があるし、薬の飲み合わせも考えやすい。
また、正露丸クイックCは、木クレオソートが液体のままカプセルに入っている。このカプセル化が困難で、カプセル製剤の開発に数十年もの時間がかかったとのことだ。このカプセルは約6分で溶ける。そして、成分が液体のため、速やかに血中に吸収される。そのため、急な下痢に素早く効いてくれることが期待できる薬となっている。
木クレオソートは、ブナやマツなどの原木を加熱分解して得られる木タールを精製した液体で、「腸管内の水分調整」「大腸の蠕動運動を正常に戻す」といった効果が確認されている。一般的に、ノロウイルスなどウイルスや細菌性の下痢には、下痢止め薬(止瀉薬)は使用しないほうがいいと言われているが、正露丸を製造販売している大幸薬品によると、木クレオソートは感染性の下痢にも使用できるとのこと。また、腸内細菌のバランスにも影響を及ぼすことはなく、便秘にもなりにくい薬とのことだ。
ちなみに、正露丸が日本で初めて発売されたのは1902年で、名前は「忠勇征露丸」。名前が示すように、日露戦争のときに日本の兵士に配られたのが始まり。戦後、大幸薬品が承継して現在の「正露丸」が発売。実に115年の歴史を誇る薬なのだ。
正露丸クイックCの効能・効果は下痢、食あたり、軟便など。希望小売価格(税抜)は、16カプセル入りで1000円となっている。
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