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【4月3日は「葉酸の日」】5割が葉酸の必要性「わからない」 [健康]

 4月3日は「葉酸の日」。葉酸のサプリメントなどを販売する雪印ビーンスタークが、出産経験のない女性に対して「葉酸」に関する意識調査を実施したところ、5割の女性が妊娠時における葉酸の必要性について「わからない」と回答したとのこと。
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 厚生労働省では、妊娠を計画している女性に対し、通常の食事に加えてサプリメントなどから1日0.4mgの葉酸を摂取するよう呼びかけている。これは、妊娠時の母体に十分な葉酸がないと、先天性奇形の一つである神経管閉鎖障害が発症するリスクが高まるためだ。発症率は、約1万分の5との報告があるが、葉酸を摂取すれば発症率は減少させることができる。しかし、近年においても神経管閉鎖障害の発症率は減少していないという。
 葉酸は水溶性のビタミンで、通常の食品に含まれる「天然型」と、加工食品に添加される「合成型」がある。天然型の葉酸は、緑黄色野菜やレバーに多く含まれているので、妊娠を考えている女性は積極的に摂取するようにするといい。ただし、栄養素として体内に吸収される割合としては、実は天然型より合成型のほうが高い。なので、厚生労働省もサプリメントなど栄養補助食品からも葉酸を摂取するよう推奨しているのだ。
 さて、「葉酸」に関する意識調査だが、これは雪印ビーンスタークが20歳~39歳の出産経験のない女性400人を対象に実施したもの。まず「妊娠希望」については、将来子どもがほしいと考える人は66%を占めた。とくに20代では約80%と、出産を希望する割合が高いことが示された。そして本丸の「妊娠を考えはじめる時期に葉酸を含むサプリメントをとったほうがよいと思いますか」という質問に対しは、50%が「分からない」と回答、「とったほうがよい」の42%を上まわった。この結果を「妊娠を希望する人」と「希望しない人」に分けて分析したところ、妊娠を希望する人でも45%が「わからない」と回答している。
 厚生労働省では、2000年から葉酸摂取の必要性をうったえ続けているのだが、いまいち浸透していないことがうかがわれる。厚労省では先日、性感染症の予防を啓発するため「美少女戦士セーラームーン」とのコラボレーションポスターなどを作成した。葉酸摂取に関しても、このような取り組みをすると効果が出るのではないだろうか。なお、葉酸は大量(1mg超)摂取すると、発熱や蕁麻疹、呼吸障害などの葉酸過敏症を起こすこともあるので、食べ過ぎにも注意が必要だ。
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