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【髪と一緒に血管も老化】白髪が半分以上の人は心筋梗塞に注意 [健康]

 最近ちょっと気になっているのが白髪である。毎朝髪形をセットするときに「最近増えたなあ」と思うことしばし。まだ数パーセントの白髪だが、もみあげが白くなったら白髪染めをしようかなあと思っている。そんなおり、白髪が多くなると心血管疾患のリスクも高くなるという研究結果が報告されたぞ。

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 研究を行ったのは、エジプト・カイロ大学の心臓専門医、サムエル博士ら。冠動脈疾患の疑いのある成人男性545人を、白髪の量によって①全部黒②白髪より黒髪が多い③白髪と黒髪が同量④黒髪より白髪が多い⑤全部白髪――の5グループに分類し、冠動脈CT検査を行った。その結果、白髪が50%以上を占める人(③④⑤グループの人)は年齢に関係なく、冠動脈疾患のリスクが高いことが確認された。冠動脈疾患のリスク因子である高血圧、糖尿病、喫煙、脂質異常症、および冠動脈疾患の家族歴なども解析したが、これらのリスク因子とは関係なく、白髪の人はリスクが高いことが示されたとのこと。つまり、血圧が正常で、たばこも吸っておらず、糖尿病でも脂質異常症でもないけれど、髪の毛の半分以上が白くなったら冠動脈疾患のリスクも高いということだ。また、冠動脈石灰化率が高い患者は、白髪の人が多いことが確認された。動脈にコレステロールがたまり、時間がたつと石灰に変化する。これが石灰化で、動脈硬化が比較的進行した場合に見られるものなのだ。
 見た目年齢が若い方が長寿という研究報告がなされ、暦年齢よりも見た目年齢のほうが、老化という観点からみれば「本当の年齢」だという認識が広まっている。そういう意味では、白髪は、見た目年齢を大きく左右するものだ。サムエル博士も「実年齢に関係なく、白髪は生物学的年齢を示し、心血管リスクの増加の警告兆候である可能性が示された」と述べ、予防を開始することを推奨している。なお、今回の研究は男性に限定したものなので、女性も同じことが言えるかどうかは、更なる研究が必要とのこと。
 白髪は、誰もが経験する老化現象。個人差も大きいが、だいたい50歳までに、約半数の人が50%以上の白髪になるという。冠動脈疾患は心筋梗塞や狭心症を引き起こすので、予防が重要。白髪が半分を超えたら、禁煙や減塩、運動不足の解消、体重管理などをしっかり始めるいい機会だろう。ちなみに白髪は、毛根内にある色素細胞の数が加齢に伴い減少することが原因で、「こしょう葉」や「わさび」が白髪を改善してくれるという研究報告があるぞ。
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