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【業界川柳ベストテンを発表】こんなとこにも五郎丸ブームが [その他]

 日本医薬品卸売業連合会は、「2015年業界十大ニュース・業界川柳ベストテン」を発表した。十大ニュースに選ばれたのは①「流改懇による新提言」と「医薬品産業強化総合戦略」の発表②後発医薬品数量シェア目標2020年80%へ~骨太の方針2015~③C型肝炎治療薬で患者に朗報④再生医療等製品の製造販売承認取得⑤大村北里大学特別栄誉教授ノーベル生理学・医学賞受賞⑥OTC市場で爆買い⑦インフルエンザワクチン、3価から4価へ変更⑧医療費が40兆円突破⑨TPP合意、新薬特許8年⑩「患者のための薬局ビジョン」の発表――となった。業界川柳ベストテンは以下の通り。

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■業界川柳ベストテン
①80% 不安はすでに 100%
②もう一品 お願いポーズは 五郎丸
③MR 数字無くして 何残る?
④ジェネリック ますます増えて 在庫ロス
⑤ごろ寝中 妻のキックは 五郎丸
⑥妥結後も 聞こえてこない ノーサイド
⑦かかりつけ? うちはお宅に かかりきり
⑧気を付けよう 価格とドローンは すぐ落ちる
⑨落ちないで! 売上・利益 株・ドローン
⑩医薬品 ドローンで配達 近未来
 お題として「五郎丸」や「ドローン」など7つが定められていたのだが、ラグビーブームがここでも垣間見られたのがおもしろい。
 日本の医薬品は、製薬企業→医薬品卸→薬局(医療機関)という流通経路になっている。薬局へは医薬品卸から薬を納品するので、卸は大量の在庫を抱えることになる。しかも、政府はジェネリック医薬品の割合を80%に引き上げる政策を推進している。医薬品卸は価格が安いジェネリック医薬品をますます保管しなければならず、経営を圧迫しているというのが現状である。つまり、価格が安いジェネリック医薬品の販売が増えることで売上が下がることに加え、倉庫も安いジェネリック医薬品の保管にスペースを取られる。しかも、薬の価格は2年に1回引き下げられる仕組みだし、医療機関は薬を「まとめ買い」することで値段を抑えようとしたりして、医薬品卸の営業利益率は1%いくかいかないかというギリギリの経営を強いられているのだ。川柳では、そんな医薬品卸の切実な思いが見事に表現されたものとなっている。

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