【「運動」と「食事制限」】健康的な体重維持に有効なのは？

　健康的な体重を維持するためには「運動」と「食事制限」のどちらが有効なのだろうか。アメリカの研究者たちは、この疑問に一つの答えを示したとのこと。

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　ミズーリ大学の研究者たちは、ラットを３つのグループに分けて研究を行った。グループ分けは、好きなだけ食事ができて、さらに回し車で運動できるグループ（運動群）と、運動はせずに食事制限をするグループ（食事制限群）、そして好きなだけ食事ができて、しかも運動をしないグループ（何もしない群）となっている。
　数週間後にそれぞれのグループのラットを比較したところ、運動群においてLDLコレステロールの低下、インスリン抵抗性の改善などが見られたとのこと。これらは、食事制限群と何もしない群では認められなかったという。また、運動群では、良好な腸内細菌叢が形成されていたそうである。研究者たちは「運動したラットは代謝率が高く、腸内細菌も良好に変化していた。そのため、他のラットと比べて体重増加を避けられる状態にあったと言える」と検証している。そして、特に幼少期に運動することが健康にとって重要な要素であり、肥満を防止する上で必要不可欠だとの見解を示した。
　この研究では、「食事制限」よりも「運動」のほうが、健康的な体重維持には重要だということが示された。１歳７カ月の筆者の子どもはカウプ指数18と現在肥満傾向にある。かわいそうだが食事制限が必要かなと思っていたが、足らないのは運動だったのかもしれないと考えを改めたところである。

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タグ：体重維持 腸内細菌叢 食事制限 運動