【国内初の統合失調症患者向けアプリ】「こころケア」提供開始

　国内初の統合失調症の患者向けスマートフォンアプリ「こころケア」の提供が開始された。統合失調症薬などを製造販売しているMeiji Seika ファルマが提供するもので、アプリは無料となっている。

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　統合失調症は、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患で、厚生労働省調査では国内に約71万人の患者がいると推定されている。以前は「精神分裂病」と言われていた。現在では、新しい薬の開発と精神療法やリハビリテーションの進歩により、初発患者のほぼ半数は、完全かつ長期的な回復を期待できるようになっている。
　統合失調症の治療では、長期的な回復を見据えることが重要だ。そして、患者自身が服薬や症状を自己管理し、自らの症状を把握することで治療成績は向上するといわれている。
　アプリ「こころケア」は、患者の自己管理を支援し、治療の継続をサポートすることを目的に作成されたもの。主な機能としては①服薬のタイミング、薬剤の種類、残薬を確認できる②睡眠時間とそのリズムが一覧で確認できる③症状を記録してセルフチェックできる――など。また、医師との新たなコミュニケーションツールとしての活用も期待できるとのこと。
　アプリは、各アプリストアよりダウンロード可能（無料）。ただし、アプリを開発したウェルビーが運営する「Welby ID」への会員登録が必要となる。
【iOS版】
https://itunes.apple.com/jp/app/kokorokea-kokoronotameno-kusuritonemuri/id1104150965?mt=8
【Android版】
https://play.google.com/store/apps/details?id=kokorocare.welby.jp.welby_kokorocare&hl=ja

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