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【「ごまさばダイエット」】善玉コレステロール上昇のメリットも [健康]

 食べるだけダイエットが巷で話題になっている。1年間で26㎏もの減量に成功したという驚きのダイエットだが、筆者も一つ「食べるだけダイエット」を紹介したい。それは「ごまさば」を週に1回食べるだけというものだ。

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 名付けて「ごまさばダイエット」。これは筆者が今年の初めから行っている自己流なのだが、ダイエットというよりは、「健康のため」&「おいしいから」という理由で続けている習慣である。今年10月の健康診断で、昨年より体重が4㎏減り(58.6kg→54.8kg)、腹囲が2㎝減った(75.7cm→73.6cm)。1年間で26㎏減に比べるとに雲泥の差だが、ちょっとだけ体重を落としたくて、努力したくない人にはおすすめだ。しかも、ごまさばダイエットには、善玉コレステロール値(HDLコレステロール)が上昇するというメリットもあるぞ。筆者はもともと基準内だったのだが、1年間で77㎎/dlから85㎎/dlに上昇。この85㎎/dlという数値は、HDLコレステロールの基準値最高値なのだ。
 なぜ「ごまさば」なのかの前に、近年のダイエットに関する新しい考え方を紹介したい。ダイエットというと、食べ物のカロリーを気にする人が多いと思う。しかし、近年では食べ物のカロリー計算をするよりも、食べ物の栄養素に着目したほうが、いいダイエットができるという報告が世界的になされている。とくにポイントなる栄養素が「オメガ3脂肪酸」なのだ。ワシントンDCの遺伝学・栄養・健康センターの医師らは、食事におけるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の正しいバランスを取り戻すことが重要だと指摘している。
 人間はもともと、等量のオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸を摂取するように進化を遂げているのだが、現代人の摂取割合は16:1と圧倒的にオメガ6脂肪酸の摂取量が増えてしまっているのだ。オメガ6の摂取量が過剰だと、脂肪の蓄積が促進される。つまり肥満になりやすいのだ。
 オメガ6脂肪酸を含有する代表的な食品は食用油(大豆油、コーン油)、マヨネーズ、ドレッシングなど。一方、オメガ3脂肪酸を含有する代表的な食品はシソ油、エゴマ油、あまに油、くるみ、そしてマグロ・サンマ・サバなどの青魚。青魚に含まれる魚油、すなわちDHAやEPAはオメガ3脂肪酸なのだ。つまり「サバ」+「ごま」は、オメガ3脂肪酸を補充するという意味では、最強のペアともいえるのである。
 オメガ6脂肪酸もオメガ3脂肪酸も「必須脂肪酸」で、体には必要。オメガ6脂肪酸が悪者なわけでは決してなく、両者の摂取比率が重要となる。日本の栄養系大学では、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取比率は1:4が良いとしているところが多いようだ。
 筆者は職場の近くにランチにごまさばを提供しているサバ専門店があるので、週一でごまさばを食べているが、鯖寿司や鯖の塩焼き定食でも効果はあると思うぞ。また、筆者は昼食に食べているが、魚油は朝に摂るほうが効果的との研究もあるので、朝食として食べたほうが、ダイエット効果もより期待できるかもしれない。
〈関連記事〉
・【時間栄養学研究】魚油は朝に食べたほうが効果的

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