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【男性の5割は水虫経験者】6割が再発を経験 [健康]

 湿度が高くなると増えてくるのが水虫(足白癬)。だいたい5月ごろから水虫の症状を訴える人が増えてきて、梅雨の時期からピークを迎える。20代~40代の男性を対象にした水虫に関するアンケート調査によると、2人に1人は水虫経験者とのこと。

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感染経路は銭湯や温泉?
 アンケート調査を行ったのは、水虫薬「ピロエース」でお馴染みの第一三共ヘルスケア。20代~40代の働く男性838名を対象に実施した。まず「水虫経験率」を聞いたところ、「現在水虫にかかっている」は18%、「過去にかかったことがある」は36%で、50%以上が水虫経験者であることが示された。
 ちなみに、アンケート調査の対象は40代までだが、高齢者になると水虫の罹患率が増加するという報告もある。理由はよくわかっていないのだが、皮膚のバリア機能が低下することなどが要因の一つと考えられている。
 また、水虫にかかっている・かかったことのある448名に、心当たりのある感染経路について聞いたところ、心当たりのある感染経路を聞くと、39%が「銭湯、温泉」と回答。続いて、「実家・親戚の家」23%、「プール・海水浴場」17%、「ジム」15%という結果となった。
 では、水虫の対処法としては「市販の塗り薬」が61%と最も多く、続いて「病院で処方してもらった塗り薬」が22%となった。

効果を実感できる予防法
 さらに水虫にかかったことがある人の6割が再発を経験しているとのこと。とくに「毎年のように再発している」人が3割以上もいることがわった。再発率は年代とともに高まっていて、40代では75%を超える人が再発を経験している。予防がいかに重要かということがわかると思う。
 では、水虫の予防法として試したことがあり、最も効果を実感できるものとしては「帰宅後すぐに足を洗う」が27%と最も多く、「水虫じゃないときでも水虫薬を使う」10%、「外出中、業務中でもできる限り靴を脱ぐ」9%と続いている。
 何を隠そう、筆者も水虫経験者である。皮膚科に行って、塗り薬と飲み薬を処方してもらい、今はすっかり治っている。再発もしていない。そんな筆者がお勧めな治療法&予防法は「足は毎日石鹸できっちり洗う」「靴下は5本指ソックスをはく」だ。そもそも水虫菌は、皮膚に定着(感染成立)するまで24時間かかる。それまでは流水で落ちるので、毎日お風呂に入っていれば、理論上感染することはないのだ。石鹸で丁寧に洗えば、完璧な予防法となる。また、水虫が大好きな環境は高温多湿。高温多湿の時期に長時間靴を履くことが大きな感染の原因となる。仕事中にも靴が脱げればいいのだが、そうもいかない人も多いのでは。そこで役に立つのが5本指ソックスだ。この5本指ソックスは、普通の靴下よりも断然に5本の指の間を乾燥状態に保ってくれるのだ。アンケート調査でも、8%の人が「5本指ソックスをはく」を最も効果を実感できる予防法に挙げているぞ。その他の対策としては、「まめに床掃除をする」というのもいい。

水虫予防に水虫薬は使用しないで
 なお、水虫薬は予防には使わないように。今、世界中で抗微生物薬(抗生物質など抗菌薬)の適正使用が叫ばれている。厚生労働省も6月1日に「抗微生物薬適正使用の手引き」第一版をHP上に公開した。第一版は「急性気道感染症」と「急性下痢症」が対象となっているが、今後第二版、第三版を公開していく予定だ。これは風邪などに抗菌薬は使わないこと、急性下痢症でも多くの場合は抗菌薬の使用は不要だということを示している(乳幼児は対象外)。なぜ示しているかというと、抗菌薬などの抗微生物薬を多用すると「耐性菌」が誕生するからだ。薬が効かない耐性菌が増加すると、これはやっかいなことになるので、抗菌薬は適正に使いましょう(なるべく抗菌薬投与は行わないように)という指針を出すことになったのだ。そして、それは水虫も例外ではないというわけだ。水虫も耐性菌になる。薬が効かず、再発を繰り返す場合は、水虫が耐性菌化しているのだ。なので、水虫予防には水虫薬は使わないようにし、水虫が感染しづらい環境を整えるようにしよう。
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