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【甘酒で便秘解消】麹か酒粕か、それが問題 [健康]

 今も新商品が相次ぎ、根強いブームが続いている「甘酒」。甘酒にはさまざまな健康効果があると言われているが、金沢工業大学では、コメを原料とする市販の甘酒には、コレステロール低減効果や便通改善効果がある成分を含んでいることを学術的に実証したとのこと。

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 甘酒は「飲む点滴」とも言われ、肥満抑制や腸内改善効果があることが経験的に言われているが、甘酒の健康効果や機能性に関する学術的な検証は少ない。そこで金沢工業大学バイオ・化学部応用バイオ学科の尾関健二教授の研究室は、甘酒製造等を手がける厚生産業と共同研究を実施、学術的な実証を行った。
 研究グループでは、コメに含まれるタンパク質のうち、10~15%程度を占める「プロラミン」に着目した。コメといえば「デンプン」だが、「タンパク質」も6~8%含有している。種に含まれるタンパク質は「貯蔵タンパク質」というもので、発芽に必要なエネルギーを貯蔵したものなのだ。
その中でも「プロラミン」は、難消化性タンパク質の一種で、食べると食物繊維のような働き、便秘改善やコレステロールの抑制などの効果があるとされている。
 研究グループは、このプロラミンが甘酒にどの程度含有されているかなど、市販されている14種類の甘酒について測定を行った。すると、原材料によって、プロラミン含有量に違いがあることがわかった。
 甘酒は、米麹のほか、酒粕などから作られるが、プロラミン含有量は「米麹と米のみから製造されている甘酒」が最も多かったとのこと。次いで▽米麹と酒粕のみから製造されている甘酒▽酒粕のみから製造されている甘酒▽米麹のみから製造されている甘酒――の順に含有量が多かった。
 プロラミンは、1日約113㎎を摂取するとコレステロール低減効果や便通改善効果が表れるとされているが、「米麹と米のみから製造されている甘酒」には、コップ一杯の量で効果が期待できるプロラミン量が含まれているとのこと。便秘の改善やコレステロールが高めの人は、同じ甘酒でも「米麹と米のみから製造されている甘酒」を選ぶとよさそうである。
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