SSブログ

【重症化で1週間入院】RSウイルスアンケート調査 [病気]

 このサイトでも何度か取り上げているRSウイルス感染症。製薬メーカーのアッヴィが行ったアンケート調査によると、子どもがRSウイルスに感染して入院すると、入院期間は1週間にまで及ぶことが多いことがわかった。

スポンサードリンク






 アンケート調査「RSウイルス感染症重症化による入院実態・意識調査」は、3歳未満の子どもがRSウイルス感染症で入院したことがある親103名を対象に実施されたものだ。RSウイルスはかぜの一種で、誰でもかかる感染症だが、生後6カ月未満の赤ちゃんが感染すると重症化する恐れがある。とくに早産の赤ちゃんは重症化するリスクが高いとされている。
 ところが、アンケート調査では、RSウイルス感染症で入院した子どものうち「未熟児・早産児」の割合は10.7%だった。一方で、生まれつきの病気など基礎疾患もない「健康な子ども」が65.0%おり、普段健康な子どもでもRSウイルス感染症で入院する可能性は低くないことが示された。一般的には、RSウイルスに感染した乳幼児の0.5~2%が重症化して入院するとされている。
 では、一旦入院してしまうと、どのくらい入院してしまうのだろうか。入院期間を聞いたところ「1週間程度」が38.8%と最も多く、「5~6日」21.4%、「3~4日」21.4%と続いた。RSウイルス感染症には有効な治療薬がなく、人工呼吸器などで呼吸を助ける治療を続けて自然回復を待つしかない。そのため、入院期間が1週間に及ぶことになるのだ。
 子どもが1週間の入院生活を送るとなると、親の生活面にも大きく影響する。子どもがRSウイルス感染症で入院したとき、不安や負担に思ったことを聞いたところ、「子どもに付き添わなければならなかった」73.8%が最も多く、「食事や睡眠を取れなかった」70.9%と続いた。病院では、親の付き添いがなければ子どもを入院させてくれないところもあるとのこと。
 そして、子どもが入院した後に知ったRSウイルス感染症に関する知識としては、「重症化すると将来的にぜんそくのリスクが高まる」が70.8%と最も多く、「一度かかった後も何回も感染・発病する」が60.5%と続いた。
 RSウイルスは冬場がピークになるが、主な夏かぜの要因ともなる。乳幼児がいるご家庭では、家庭内にかぜをひいている人がいる場合はマスクを着用するなどして、せきや鼻水などが飛ばないように注意しよう。
・関連記事
【RSウイルス感染症が増加】1歳以下が約77%
【RSウイルスで突然死も】かぜでうつぶせ寝は厳禁
【本当はこわいRSウイルス】乳幼児、高齢者は重症化も

スポンサーリンク


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。