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【サウナで認知症予防】心不全や慢性疲労症候群にも効果 [健康]

 日本人は温泉も好きだが、サウナも好きな人が多いのではないだろうか。この年末年始にサウナに行く人もきっと多いと思う。このサウナが、認知症の発症を抑制する可能性が示されたぞ。

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 東フィンランド大学の研究者らは、フィンランド東部に住む中年男性2315人を、サウナ利用頻度で「週1回」「週2~3回」「週4~7回」のグループに分け、20年間の追跡調査を実施。その結果、頻繁なサウナ浴は認知症のリスクを低下させる可能性があることが示されたとのこと。2315人中、20年間でアルツハイマー型を含む認知症になった人は204名いたのだが、週1回サウナ浴をする人に比べ、週4~7回サウナ浴をする人は認知症のリスクが66%低いことがわかったとのこと。ちなみに週2~3回では、週1回と比べて有意差は示されなかった。
 サウナの効能については、国内でもいろいろな報告がある。例えば、建材などから発生する化学物質などにより健康被害が起こる「シックハウス症候群」や、原因のわからない極度の疲労感が続く「慢性疲労症候群」も、サウナで改善効果が報告されている。また、慢性心不全に対しても、血管拡張作用などがあることから、日本循環器学会では薬物療法の補助療法として推奨しているのだ。これらのサウナ療法は、通常のサウナ(90℃~100℃)とは異なり、60℃の低温乾式遠赤外線サウナで深部から体を温める「和温療法」と呼ばれているもので、例えば慢性心不全患者に対しては、60℃の遠赤外線均等乾式サウナ浴を15分間行い、さらに出浴後30分間の安静保温を行うという方法を1日1回、週5日、2週間行うと、心不全患者の臨床症状や検査所見の改善が確認されている。和温療法を行っている医療機関もあるので、ネットで検索してみるといいだろう。
 一方、高温のサウナを長時間、毎日入るのは危険ともされている。サウナに入る前に十分な水を飲むなど、入り方をきちんと守ることは必要だ。

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