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【RSウイルスで突然死も】かぜでうつぶせ寝は厳禁 [病気]

 先日に引き続いて、RSウイルス感染症の話。多摩北部医療センター小児科の小保内先生の講演から、乳幼児を持つご両親が注意すべき点を紹介したい。
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 RSウイルス感染が、突然死を引き起こすおそれがあるというのは昨日紹介した。乳幼児の突然死というと、「乳幼児突然死症候群(SIDS)」を思い浮かべる人が多いだろう。厚生労働省のホームページでは生後2ヵ月から6ヵ月に多く、うつぶせ寝などは避けるよう注意喚起している。しかし、RSウイルスの突然死は、SIDSの好発時期を過ぎた時期に発生することが多い。つまり、両親の危険意識が低下しているときに起こるのだ。危険意識が低下しているのは両親だけではない。小保内氏は、RSウイルス感染に続発する突然死は、保育園でも起こっていると実例を挙げて強く訴えた。その例とは、1歳4カ月の男の子が昼寝中に突然死したというもの。体調が悪かったようなので、ぐっすり眠れるように一番寝やすいうつぶせ寝をさせていたそうだ。この事例から、小保内氏は大きく二点について注意喚起した。一つは、病気の疑いがあっても保育施設に子供を預けること。症状が軽微だからといって、安易に保育施設に子供を預けることは「危険因子」だと指摘している。その子にとっても危険だし、他の子どもに感染させる危険もある。もう一つは、うつぶせ寝。RSウイルスとうつぶせ寝の相関関係はわかっていないが、突然死の発生時にうつぶせ寝をしている割合は高いということだ。生後6カ月すぎでも、かぜの症状があるときはうつぶせ寝は厳禁だ。
 ともあれ、RSウイルスの感染を防ぐのが最もいい。繰り返しになるが、手洗いうがいの励行、咳エチケットのほか、なるべく人ごみへの外出は避けるなどして、子供を感染から守ることが重要だ。そして、最もリスクが高いのが早産児と先天性心疾患を持つ乳幼児。この子たちに対しては「シナジス」という重症化を防ぐ薬があるので、お近くの病院に相談しよう。

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