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【HPV感染、世界で減少】子宮頸がん抑制に大きな期待(海外では) [病気]

 日本で子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の定期接種が、積極的に勧奨されなくなって3年。その一方で、定期接種を実施している海外の国々では、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染がこの10年で減少しているとの報告がなされた。

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 HPVワクチン「ガーダシル」は、オーストラリア、ヨーロッパ、北米およびニュージーランドなどで定期接種されている。これらの国で過去10年間に発表された研究報告58編を解析したところ、HPV感染症、尖圭コンジローマ、子宮頸部細胞診異常、子宮頸部前がん病変の大幅な減少が認められたという。
 子宮頸がんは、ほぼ全てがHPVを原因としている。しかし、HPV感染から発症までの期間が長いことから、現時点ではワクチンによるがん予防の効果は、完全には確認することができていない。ただ、HPVに感染することで尖圭コンジローマを発症し、これが子宮頸がんを引き起こすとされており、今回の解析ではHPV感染そのものの減少したほか、尖圭コンジローマの発症を減少させることが確認された。とくにオーストラリアとドイツでは、ワクチン導入後わずか1年で尖圭コンジローマの発症が減少したという。これらのことから、HPVワクチンは子宮頸がん予防に重要な役割を果たすことが改めて示唆されたことになる。
 HPVワクチン「ガーダシル」は、これまでに132カ国で承認され、世界で2億800万本以上使用されているという。このまま日本のワクチン接種が停滞したままでいると、20年~30年後には世界では子宮頸がん患者が激減したのに、日本だけ増加している、ということになりかねない。

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