これも時代と言うべきだろうか。原子力災害時にも空気をきれいに保つ家庭用空気清浄機「ＷＡＣジュニア・プラス」が発売された。世界初の放射性物質も除去できる家庭用空気清浄機の登場である。
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家庭用空気清浄機「ＷＡＣジュニア・プラス」には二つのフィルターが附属している。一つは普段使い用の「ＨＥＰＡフィルター」で、もう一つが原子力災害対策用「ＷＡＣフィルター」だ。ＷＡＣフィルターは、放射性物質除去フィルター製造の専門メーカーであるワカイダ・エンジニアリングが、東京大学と東洋紡との共同研究により開発した活性炭素繊維製フィルターなのだ。
このＷＡＣフィルターは、ヨウ素やセシウム、ストロンチウムといったガス状の放射性物質を99％以上フィルターに吸着させることができる。福島第一原子力発電所の事故時にも活躍しており、すでに全国の原子力発電所で整備されているほか、国立がん研究センターや国立感染症研究所などでも使用されている。しかも、東京大学と東洋紡により特許取得済みとなれば、これはもう「本物」で間違いないだろう。「ＷＡＣジュニア・プラス」は、このＷＡＣフィルターを搭載した家庭用空気清浄機なのだ。
普段使い用の「ＨＥＰＡフィルター」も、ハウスダストやPM2.5、アレルギー物質など、0.3μm以上の微粒子を99.97％以上捕集してくれるというすぐれものだ。普段は「ＨＥＰＡフィルター」で空気をきれいにする通常の空気清浄機として使用し、万が一の原子力災害時には、原子力災害対策用「ＷＡＣフィルター」に切り替える。福島原発の事故原因が究明されないまま、原発再稼働に向けた動きが活発となっている昨今、こういうことも必要な備えなのかもしれない。「ＷＡＣジュニア・プラス」の価格（税抜き）は13万5000円。防災のセレクトショップSEISHOP（セイショップ）で販売しているぞ。
・SEISHOP http://www.seishop.jp/
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