脊髄性筋委縮症(SMA)という病気をご存じだろうか。主に乳時期から小児期に発症する遺伝性の病気で、罹患率は10万人あたり1~2人。生後6カ月以内に発症した場合、人工呼吸器を付けないと死亡率が95%という重い病気で、厚生労働省から難病に指定されている病気でもある。先日、SMAに関するセミナーが開かれ、医師や患者の方が、一人でも多くの方にSMAのことを知ってほしいとうったえられた。微力ながら、ここでも取り上げようと思う。