2月10日は「フットケアの日」。日本フットケア学会などが、糖尿病などによる足病変の予防・早期発見等の啓発を目的に制定したものである。そこで、全国の男女500人に「素足・足の爪」に関する実態調査を行ったところ、足の爪のケアを日常的にしている女性は、わずか8%にとどまっていることがわかった。
- その他
スポンサードリンク
調査を行ったのは足爪用浸透補修液「ザンミーラ ネイル」を販売するシミックホールディングス。全国の20代から50代の男女500名(女性400名、男性100名)を対象にインターネット調査を行ったところ、なかなかおもしろい結果が示された。
まず、「素足を他人に見られるのが恥ずかしさや抵抗を感じる」という女性が57%と半分以上を占めた。また、足爪の見た目について悩んだことがある女性は78%おり、具体的には「巻き爪」44%、「爪の変形」36%、「爪の色」23%に悩んだことがあることがわかった。
一方、日常的に足爪のケアをしている女性は8%にとどまった。ケアをしない理由としては「何をすればよいかわからない」と回答した人が68%と圧倒的に多く、次いで「特別なケアをする必要を感じない」が29%と続いている。
東京医科歯科大学大学院皮膚科学教室特任講師の高山かおる医師は、足爪のトラブルの多くは、爪の切り方、足のスキンケアの習慣、歩き方、靴の選び方など生活習慣の中に原因があると指摘しており、足や爪のケアに取り組むことが大事だと注意喚起している。ちなみに、手足の爪の下が黒くなっている場合、悪性黒色腫(メラノーマ)の危険があるので、一度皮膚科で診察してもらうと安心だぞ。