うつ病患者さんの視点から、症状を感じてから回復に向かうまでの道のりを描いた動画『うつ病を経験したわたしから大切なメッセージ』が公開されているぞ。
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動画は、製薬企業の日本イーライリリーが提供しているもので、うつ病の疾患啓発サイト『うつ病 こころとからだ』（http://utsu.ne.jp）で公開されている。うつ病を経験した女性が回復に向かうまでの道のりを描いた約４分間のショートムービーだ。心と体が重いのも仕事のせいと思っていた女性は、ワラをもつかむ思いで病院に行く。診察室のドアを開けると、医師が優しく迎え入れてくれて、自分を悩ませていたものの正体がわかる。「心と体に重くのしかかっていたキミは、うつ病だったんだね」と。ナレーションを務めるのは、フリーアナウンサーの町亞聖さん。町さんは、ご家族がうつ病にかかった経験があるそうだ。
うつ病と一言で言っても、症状の表れ方は人によってさまざまだ。客観的な診断が難しいこともあって、周囲の人々だけでなく本人もうつ病に気づきにくいことが少なくない。『うつ病を経験したわたしから大切なメッセージ』は、複数のうつ病患者への取材等を元に作られた動画で、うつ病に気づくための様々なサインが表現されている。日本におけるうつ病の生涯有病率は約6％、うつ病で自殺して亡くなる人は年間5000人以上とされているが、私たちが思っている以上に身近な病気なのだ。また、サイトでは精神療法や薬物療法などの治療法の解説、診察してくれる病院の検索などもできるようになっているぞ。
・『うつ病 こころとからだ』
http://utsu.ne.jp