尋常性ざ瘡(にきび)治療剤に副作用が報告されたとして、厚生労働省が注意喚起しているぞ。
- 薬
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厚生労働省が注意喚起を行ったのは、医療用のにきび(尋常性ざ瘡)治療剤「ベピオゲル」と「デュアック配合ゲル」。両剤とも過酸化ベンゾイルが配合された薬で、最近日本で使用できるようになった薬だ。この両薬で、直近3年の間に薬との因果関係が否定できない皮膚症状関連の副作用が発生したとのこと。「ベピオゲル」では6例、「デュアック配合ゲル」では5例報告されている。
これに伴って、薬に添付されている「使用上の注意」が改訂される。「ベピオゲル」は、紅斑や腫脹が顔面全体や頚部にまで及ぶ症例が報告されていること、「デュアック配合ゲル」では、紅斑や腫脹が顔面全体や頚部にまで及ぶ症例、水疱、びらん等があらわれ、重症化した症例も報告されていることを記載、両剤とも異常が認められた場合には薬の使用を中止するよう注意喚起している。
ちなみに、過酸化ベンゾイル配合の尋常性ざ瘡治療剤としては、新たに「エピデュオゲル」が厚生労働省に承認され、年内には販売される見通しだ。