栄養補助食品「プリトロール」が8月24日新発売となった。主要成分であるキトサンがビールなどに含まれるプリン体を吸着してくれるとのこと。ビール好きにはうれしい栄養補助食品の登場だ。
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キトサンは、血中コレステロール低下や整腸作用、脂肪吸着などの効果があるとされる健康食品素材で、サプリメントなど機能性食品等にも利用されている。「コレステロールの体内への吸収をしにくくする」とする特定保健用食品(トクホ)もある。今回、小林製薬が発売した「プリトロール」は、キトサンはプリン体を吸着する作用があるところに着目したプリン体対策商品とのこと。小林製薬によると、プリン体との吸着は試験管での実験で作用が確認されているようだ。
プリン体は、レバー類や白子、そしてビールに含まれる成分なのだが、取りすぎると尿酸値が上がって、高尿酸血症の原因にもなるとされている。高尿酸血症については以前にも記事にしたが、「プリトロール」の主成分であるキトサンは、高尿酸血症の原因にもなるプリン体を吸着してくれるというわけだ。さらにキトサンは、プリン体で構成される核酸が腸内に吸収されるのを阻害して血中尿酸値を下げる作用があるほか、脂質にも吸着して、便と一緒に排泄されるという作用もあるぞ。
「プリトロール」は27粒入りで864円(税込)。1日の目安量が9粒なので、約9回分入っている。まだまだビールがおいしい暑い季節が続く。尿酸値対策の一つとして利用するのもいいかもしれない。なお、キトサンはカニ殻などから抽出されることが多く、「プリトロール」のキトサンにも「カニ含む」と記載されている。なので、甲殻類アレルギーの人は注意したほうがいいだろう。