当サイトでも紹介した一般用医薬品の生薬「オンジ」について、厚生労働省は「認知症の治療または予防には用いない」よう注意喚起しているぞ。
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生薬「オンジ」を配合した薬が各社から販売されている。この「オンジ」配合薬は“中年期以降の物忘れを改善する”薬なのだが、医療関係者などから「認知症にも使えるとの誤解生じる」ことが指摘されていた。そこで厚生労働省は、「オンジ」配合薬を販売している会社に対して、「認知症の治療または予防に用いる医薬品ではない」ことを記載するよう指示を出したというわけだ。
厚生労働省は“中年期以降の物忘れ”とは“加齢による正常な物忘れ”で、健忘と同じと説明している。「物忘れ」と「認知症」の違いを簡単に例えると、食事をしたことは覚えているが、メニューを思い出せないのが「物忘れ」、食事をしたことそのものを忘れてしまうのが「認知症」だ。志村けんさんのネタ「ヨーコさんよ~メシはまだかい」「さっき食べたでしょ」という状態が「認知症」というわけ。そして、認知症の人がオンジを飲んだとしても、症状はよくならないのだ。
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