日本で発見される偽造医薬品は、インターネットで購入したED治療薬が主であったが、なんとC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造医薬品が奈良県内の薬局で発見されたとのこと。
- 薬
スポンサードリンク
C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」は、これまで困難だったC型肝炎の治療を、飲み薬で完治まで持っていける薬として高い注目を集めている。一方で、薬価(薬の販売価格)が非常に高いことでも有名で、厚生労働省が対策に動いたことでも知られている。
その「ハーボニー配合錠」の偽造医薬品が、奈良県内のチェーン薬局で偽造品が見つかった。この薬局は、奈良県など関西を中心に展開するチェーン薬局で、「ハーボニー配合錠」を製造販売しているギリアド社が調査したところ、奈良の店舗のほか系列店舗などでも偽造医薬品が見つかっているとのことだ。「ハーボニー配合錠」はだいだい色をしたひし形の形状となっているが、偽造医薬品は黄色や紫色などの、複数の形状が見つかっているという。なお、偽造医薬品に含まれている成分については現在調査中で、今のところ健康被害は報告されていないとのことだ。
本サイトでは、偽造医薬品の販売サイトが日本に集中してきているという記事を紹介したが、町の中にある一般のチェーン薬局から偽造医薬品が見つかった。しかも、高額薬価で有名な「ハーボニー錠」ということで、かなり大きな問題に発展するかもしれない。
・関連記事
【注意喚起】偽造医薬品販売サイトが日本に集中