【鼻づまりも解消】「ディレグラ配合錠」70％の患者で改善

　花粉症などのアレルギー性疾患の治療薬として「ディレグラ配合錠」という薬が2013年2月から販売されている。花粉症などの薬としては「アレグラ」などが薬局で購入できるが、この「ディレグラ配合錠」はそのアレグラ（成分名―フェキソフェナジン）と塩酸プソイドエフェドリンという成分が配合された配合剤で、病院に受診しないと処方されない医療用医薬品だ。この「ディレグラ配合錠」の使用成績調査の結果が公表された。

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　使用成績調査というのは、簡単に言えば実際の患者さんに薬を使用したところでの成績調査。安全性や有効性などを再確認している。まあ、この調査自体で特筆すべきところはないのだが、この薬の投与により70％以上の患者が改善したことが確認された。アレルギー性鼻炎は、症状の度合いから軽症～最重症まで分類されており、最重症は1日中鼻が完全に詰まった状態などを指すが、ディレグラ配合錠は、この最重症や重症（1日の大半で鼻が完全に詰まった状態など）に対して使われる薬だ。これまでの薬は、くしゃみや鼻水を軽減するものはあったが、鼻づまりを解消できる薬はなかった。ディレグラ配合錠は、塩酸プソイドエフェドリンという成分を配合したことにより、鼻づまりも解消できる薬となったことで注目されているのだ。
　花粉のシーズンはまだまだ先だが、ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎は1年中あるもの。鼻がつまって口呼吸しかできなくて苦しいという人は、病院に行ってディレグラ配合錠を処方してもらうといいかもしれない。ちなみに、来年の花粉の飛散状況が発表となり、来年は平年並みか、関東では平年よりちょっと多い程度だとのこと。