横浜市と製薬企業のファイザー株式会社が開催した禁煙啓発動画『もくたさんを禁煙させよう』動画コンテストで、最優秀賞に豊島広大さんの「禁煙は一人じゃ難しい」が選ばれた。家族のためにも禁煙を決意した、とあるお父さん。最後のひと箱と決め、吸いたい気持ちと戦うがついに負けてしまい、コンビニエンスストアで新しいたばこを買ってしまう…という内容。筆者も禁煙経験者なのだが、禁煙と戦う喫煙者の心の揺れが簡潔に表現されているぞ。
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「もくたさん」とは、禁煙しようと決めたものの、切羽詰まった感がないため、自己流で禁煙にチャレンジし、禁煙がうまくいっていない喫煙者を指す、30代男性の架空のキャラクター。本当は禁煙外来に行くことが最適な禁煙法だとと感じているものの、なかなか一歩が踏み出せないでいる。そんな「もくたんさん」の背中を押すような、禁煙啓発動画を全国より募集したのが今回の動画コンテストで、32点の作品が寄せられた。
最優秀賞の「禁煙は一人じゃ難しい」では、ついに病院に行くことを決めた主人公に対し、医者の先生が「一人で禁煙が辛くなったら、お気軽に禁煙外来へ」とやさしい声をかけてくれる。筆者は自己流で禁煙に成功したが（禁煙歴８年）、なかなか成功しない友人も多い。1分20秒の作品なので、ぜひ見てほしいと思った次第である。他の受賞作品としては、横浜市長賞に市井了さんと山野邊毅さんの「記念日篇」など７つの作品が受賞している。受賞作品はファイザーのサイト「すぐ禁煙.jp」（http://sugu-kinen.jp/）で公開されるとのことだ（記事執筆時点では未掲載）。同サイトでは、病院検索やニコチン依存度チェックなど、コンテンツも豊富なので、禁煙チャレンジャーは一度見てみるといいだろう。