【ブルーベリーでパーキンソン病予防】日本蛋白質科学会年会で発表

　サプリメント「ブルーベリーアイ」でお馴染のわかさ生活が、北欧産野生種ブルーベリー「ビルベリー」が、パーキンソン病の予防につながる可能性があるとの研究結果を学会で発表したとのこと。

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　わかさ生活は、鳥取大学の河田康志教授との共同研究で、北欧産野生種ブルーベリー「ビルベリー」に含まれるアントシアニンが、パーキンソン病の発症原因であるタンパク質「αシヌクレイン」に作用することが示されたとのこと。この作用により、ビルベリーがパーキンソン病の予防に繋がる可能性が示されたという。日本蛋白質科学会年会で発表された。
　パーキンソン病は、厚生労働省が指定する難病の一つで、脳内の神経細胞が減少することで、運動機能に影響を及ぼし、ふるえや筋肉の固縮などが起こる病気。日本には15万人の患者がいるといわれているが、高齢に伴い発症数が増加するので、高齢化が進むにつれて患者数も増加することが懸念されている。パーキンソン病患者では、αシヌクレインというタンパク質が蓄積することがわかっており、これがパーキンソン病の原因の一つだと推定されている。
　共同研究では、ビルベリーのアントシアニンがαシヌクレインを構成するアミノ酸に作用することが解明されたという。その結果、αシヌクレインの蓄積が抑制できることから、ビルベリーがパーキンソン病の予防に繋がる可能性が示されたとしている。
　ブルーベリーなどのベリー類は、さまざまな疾患リスクを低減してくれる優秀な健康食材であるということが知られている。筆者も、ブルーベリーなどのベリー類を毎朝ヨーグルトに混ぜて食べている。気軽にできる健康対策としては、最適な食材の一つだと思うぞ。